「祓い、鎮魂、言霊」はセットである

こんにちは、小野寺潤です。
私たちのところでは、
様々な方がこの「祓い、鎮魂、言霊」を
学ばれていますが、
時折、「よくわかってないなあ」と
思うことがあります。
たとえば、白川の祓いを学ぶと、
祓いしかやらない、とか、
鎮魂しかやらない、
といった方がいらっしゃるわけです。
もちろん、何もやらないより
全然いいには違いありません。
けれども、もしこの道の真髄を掴んで、
真の人生を送りたいというのであれば、
どれかに偏ってはいけません。
なぜなら、「祓い、鎮魂、言霊」の三つは、
どれも切り離せないセットだからです。
どれか一つだけ理解して
マスターした気になる方もいますが、
それは大いなる勘違いであるということに
気づかなくてはいけません。
しかも、頭でわかっただけで
理解した気になるのも問題です。
さらにはそれが全体の3分の1だとしたら
どうでしょう。
天皇の業「創造・維持・帰趨」

まず、祓いについてですが、
これは元の世界に戻る方法を示します。
また、鎮魂法は
「我は天之御中主の御末の御子なり」と、
心で唱えることからもおわかりのように、
創造の原点、すなわち、
天之御中主神を確定させる行法です。
言霊はその元の世界から
現実創造を行うためのもので、
言霊がなければ、
ただ元の世界に帰っただけに終わります。
ですから、この3つがセットとなり、
メビウスとして「創造、維持、帰趨」
を描くことで全体が完成するのです。
本来の天皇の業とはそのようなもので、
それを隠すために、わざわざ3つに分けた
という見方もできます。
その答えはここに書いた通りなのですが、
そんな基本的なことを知らない人が、
「自分は白川を知っている」とか、
「私は白川を掴んでいる」などと言っているのは、
正直、聞くに堪えません。
けれども見方を変えれば、
そうして勘違いしてくれることで、
秘伝が漏れずに済む、ともいえるので、
これは受け止め方次第ですかね。
ともあれ、これをお読みになっている皆さんは、
きっとご縁があってこのお話を聞いておられる
ことと思いますので、
是非とも大事なポイントとして、
心に留めておいてください。
忙しい人ほど3つやるべき理由とは?

これは蛇足かもしれませんが、
よく「自分は忙しいから全部できない」
という人もいます。
けれども、経験上、
忙しい時ほどやった方が成果が上がります。
なぜなら、時間がないので、
祓いも鎮魂も、言霊による宣言も、
より集中して行うことができるからです。
それもやっているうちに、
どんどん時間を短縮できるようになります。
暇な中で行うと、ほわ~んとして、
言霊も時空間にしっかり刺さりませんが、
時間がないとズブッと刺さるのです。
よく「仕事は忙しい人に頼め」と言いますが、
あれはあれで理に適ってるんですね。
まあ、最後に言えることは、
「自分は忙しいからできない」
という言霊が一番その人の成長を
阻害する要因ということでしょうか。
(了)
この記事を書いた人
小野寺潤
宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。
現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。
大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』(和器出版)などがある。