対人関係の問題解決はとてもシンプル
今回のStep3では
「人間関係の問題を超える」ことをテーマに
感情マスターの実践方法をお伝えします。
人間関係は、
感情やストレスと根深い関係があります。
例えば、
嫌な人の顔を見るだけで、
ストレスを感じたりすることがあると思います。
しかし、
その人には悪意がなく、
また、他の人にとっては、
全然気にならないこともしばしば。
すると、
「自分だけ嫌われているのでは?」
と悩んだりと、
対人関係の問題は、
とても複雑に感じるかも知れません。
しかし、
対人関係の問題解決はとてもシンプルです。
なぜならそれは、
自分の問題という側面が強いからです。
そして、その自分の問題は、
自分自身の劣等感に起因していることが多いです。
劣等感とは、自分に自信が持てないこと。
素のままの自分では、
「社会に認められない」「相手に認められない」と
勝手に思い込んで
素を出さないように、
仮面をかぶって社会生活を送っています。
しかし、仮面をかぶっても、
不安が消えるわけではありません。
なので、
相手のリアクション一つ一つに対して
「もしかしたら自分は悪く思われているのではないか」と、
常に気を使っている状態になります。
人間関係の問題の原因は自分の〇〇
また、対人関係を複雑に見せている
「自分の問題」のもう一つの正体は
価値観や道徳観です。
人にはそれぞれ、
「これは良くない」「これは許せない」という
価値観や道徳観があります。
ある方の上司は、とても綺麗好きで、
見えるか見えないかくらいの糸くずが、
商品棚の辺りについてると、
「なんだこれは!」と激怒するほどだったそうです。
その上司にとっての「綺麗」というのは、
見えないくらいの糸くず1つがあっても許せないものですが、
別の人にとっては、
そんな糸くずは目に入らないものだったりします。
この他にも、
「挨拶をしない、ふざけるな!」とこちらが思っても、
挨拶をしない家庭で育った人なら何の違和感も感じません。
このように、
自分が当たり前と思って疑わない価値観は、
意識に上りにくく、気が付きにくいために
価値観のズレが感情を動かし、
人間関係を複雑にしていることに気が付きにくいのです。
この「自分の当たり前の価値観」を
まず疑うことができると感情マスター上級者です。
価値観を減らすと、幸せが増える
自分のまわりに嫌いな人が多い人の特徴は、
「なければならない」という価値観が多い人です。
「アイツはたるんでる、
しっかりしなければならない」
「あいつはズルい、
真面目にやらなければならない」
と、自分の価値観で良い悪いを判断してる人は、
周りに嫌な人が多いと感じます。
このように他人を判断していることに気が付かないと、
自分が一番困ることになります。
なぜなら、敵が多くなり、
トラブルが増えることになるからです。
なので、幸せに生きたいならば、
価値観は減らしていった方がいい。
そうしないと、
自分の価値観から外れた人を見るだけで
イライラしてしまいます。
つまり人間関係を整えるのは、
自分自身の思い込みをつくる
「価値観を外していく」ことがメインです。
感情が発生するもとにある「価値観」に気づき、
「とほかみえみため」でしっかり祓っていきましょう。
潜在的な価値観に気がつく方法
では、感情が発生するもとにある
「価値観」に気づくには、どうしたらいいのでしょうか?
そのためには、
感情の動きに気がついたときに、
一歩踏み込んで
この感情は
「どういう思い込みから来るんだろう」と
自分自身に問いを立ててみましょう。
例えば、
就業時間のぎりぎりに来る人を見ると腹が立つ場合。
自分は必ず10分前に来て、仕事の準備をしている。
ところが、ギリギリに来る人を見て
「コイツ、なんかたるんでるぞ!」
と腹が立ったとします。
この怒りの原因は、
やはり自分の価値観です。
この人には、
「仕事は早めに来て、準備を始めなければならない」という、
こだわりや思い込みを生む価値観があります。
イラッと感じるのは、
自分の価値観からのズレが原因です。
なので、まずはイラっとした感情を認める。
そして、なぜイラっとしてるのかと自分に問う。
すると、
自分が当たり前だと思っている価値観に、
感情が動いた原因があることに気が付きます。
この価値観への囚われに気がつくことで、
人生の自由度が上がります。
自分を苦しめる情緒が生まれる
「なければならない」という価値観から自由になれるからです。
自分の中にある価値観に気づいたら
「とほかみえみため」と唱えて最適化してください。
するとその価値観が溶けていき、
「どっちでもいい」と相手を受け入れられるようになります。
Step3のサポート構文
今回は、感情の背景にある価値観に気付くことで、
「人間関係の問題を超える方法」をお伝えしました。
ということで今回も、
感情マスタープログラム Step3
「人間関係の問題を超える」を実践するためのサポート構文を用意しました。
ぜひ、EasyLOGOSで発信しながら、
今回お伝えした方法を実践してみてくださいね。
【Step3のサポート構文】
私は人間関係を通して生じる、様々な情緒に気づいた。
私は人間関係を通して生じる、様々な情緒を発生させる思い込み、価値観に気づいた。
私は人間関係を通して生じる情緒及びその原因となっている、思い込み、価値観をとほかみえみためで、余すところなく祓い清めた。
私は感情の扱い方をマスターし、信頼、感謝、相互扶助に基づく豊かな人間関係を築いた。
ところで、
「嫌だな」と敬遠する人がいる場合は、
実はすごいチャンスだと知っていましたか?
なぜなら、
相手が自分の思い込みを映す鏡になってくれるからです。
その人を見ることで感情が反応するので、
普段は気が付かない
自分の価値観の存在を最適化することができます。
人間関係は、
「自分ではどうしようもない」と思いがちですが、
本当は「自分で主体的に選べる」という価値観に立つと、
全然違うものになっていきます。
ぜひ感情マスタープログラムを実践することで、
素晴らしい環境、素敵な人間関係を創造していただければと思います。
自分の器が広がることで、
自然と無理しないで付き合える人が増えていきますよ!
次回のStep 4では、
「経済的問題を超える」をテーマに具体的な方法をお伝えする予定です。
ぜひ、おたのしみに!