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本物の喜びを体験する方法 | 感情マスタープログラム(プラスの感情編)

作成者: datumhouse編集局|Dec 19, 2024 2:24:41 AM

なぜプラスの感情も手放す必要があるのか?

これまで感情マスタープログラムでは、
自分の中に引っかかる「マイナスなもの」
最適化していく方法を主に扱ってきました。

けれども、今回は
「プラスの感情」を手放すことをテーマに
感情マスタープログラムを進めていきます。

「喜び」や「安らぎ」といった
プラスの感情は、誰もが感じたいと思うはずです。

それをわざわざ
最適化する必要はないと感じるかもしれません。

しかし、

その「喜び」や「安らぎ」は本物でしょうか?

美味しいものを食べる喜び。
自然豊かかな旅館で過ごす安らぎの時間。

こういった一般的に思い浮かべる「喜び」や「安らぎ」は、
二項対立の中に成り立っている場合がとても多いです。

例えば、

仕事があまり好きではなく、
8時から5時まで拘束されて
仕事をイヤイヤやってるとします。

そんな人は、
就業のベルが鳴ったら、

「やったー」

と喜びを感じるはずです。

これは「嫌な仕事」という
マイナスの反対にある喜びです。

あるいは欲しいものがあって、
「欲しい」という欲望が渦巻いていた場合は、

手に入れた瞬間に
その欲望から解放されて

「ついに手に入れた!やったー」

と充実感に浸ります。

具体的には、
ずっと欲しかった車やバッグを
ついに手に入れた瞬間などを思い描いてください。

しかし、こういった
二項対立の上に成り立つ喜びは一時的なものです。

次のターゲットがすぐに出てきてしまいます。

すると、せっかく手に入れたものを
味わう時間がほとんどありません。

例えば、車が大好きな人なら、
「次はポルシェに乗りたいよな」といった具合です。

負の感情に反転する

このように、
願望を達成した先にある「喜び」や

何かを成し遂げたときの「安らぎ」は、
二項対立の上に成り立っていることが多いのです。

二項対立の喜びには、
必ず反転もあるのが厄介なところです。

例えば、

アスリートは試合に向けて、
辛い練習を我慢して続けます。

試合に勝てば、
すごく嬉しい気持ちになりますが、

負けた時は、
すごく落ち込むといったことが起こります。

これは、アスリートに限ったことでなく、
すべての人に当てはまります。

仕事でも、学びでも、
子供の教育でも、
なんらかの目標があるはずです。

その目標を達成した時は、
もちろん嬉しいでしょう。

けれども、
目標に届かなかったり、完全な失敗に終わった時には、
一転して「苦」という感情に変わってしまいます。

目標達成の喜びが、
高ければ高いほど、
同じ量だけ落ち込む可能性もあります。

また、二項対立の中で、
喜びを追及しても、きりがないのも問題です。

上には上がいるため、
人によっては、

まったく地に足のつかない状態
喜びの幻想を追い求めることになってしまいます。

だからこそ、

喜びという情緒を最適化し、
二項対立を最適化する必要があるのです。

「存在」という喜び

普通は、「喜び」や「安心」は嬉しいものなので、
それを追い求め、浸りたくなるものです。

しかし、

そういった偏りを最適化していくと、
実は私たちは、

「存在しているだけで喜び」

ということに気がついてきます。

例えば鎮魂している時は、静寂があります。

その静寂の中に、
確かな喜びの感覚があると気が付く人もいます。

その喜びは、
ワーっと感情が動くようなものではありません。

しかし確かにある「存在の喜び」なのです。

この「存在の喜び」は、
目標の達成や何かを得るような
外的な要因に左右されるものではありません。

自分の存在に根付く確固たるものなので、
何があっても失われない喜びなのです。

この本来もっている
「喜び」や「安らぎ」をしっかり味わい、
自分のものにすることが、

感情の対立を客観視し、
二項対立を抜け出すことにつながります。

プラスの感情を最適化し「存在の喜び」に気づく方法

普通の人が得たいと思う
「喜び」や「安らぎ」

つまり情緒語の表でいうところの
「好」に関連する情緒をリリースして、
最適化していく方法を本日はお伝えします。

Step1 : プラスの情緒語を読み上げる

「喜び」「安らぎ」のテーマに沿って、
情緒語を一つ一つ読み上げてください。

Step2 : 沸き上がる感情を感じる

読み上げると、自分の中に沸き起こる喜びの感情に気がつくはずです。

喜びの感情の場合、それに浸りたくなるかもしれません。
しかし、そうではなく、その喜びを感じながらしっかりと「とほかみえみため」で最適化してください。

最適化の詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。

例えば、「幸せ」という情緒語に自分が響いたとします。

すると幸福感が沸き上がりますが、それに酔うのではなくしっかりと「とほかみえみため」で最適化していくのです。

喜びの感情がわかない場合

鬱傾向がある人は、
喜びをテーマにした情緒語を読み上げても、
どれも反応しない場合があるかもしれません。

しかし、このようなポジティブな言葉の裏には、
「退屈である」「つまらない」「やる気が出ない」など、
別の感情が隠れていたりします。

例えば、
幸福という言葉に対して、
自分が冷めてしまう場合は

その冷めた部分をしっかりと感じながら、
そこに向けて「とほかみえみため」と唱えてみてください。

もしできるなら、
その冷めた感情にぴったりとあてはまる
情緒語がどれなのかを探してみると、
二項対立を抜ける手がかりになることでしょう。

良いものも、悪いものも
「とほかみえみため」で最適化することをやってみてください。

すると、良いことがあったから喜ぶ、
悪いことがあったら落ち込むというものではなく、

本当に居るだけで、
存在しているだけで幸せという、
「静寂の中にある喜び」が、
だんだん味わえるようになります。

ぜひ実践し、体感してみてください。

感情の階層を鎮魂する

今回のワークは、
感情の階層を鎮魂する訓練にもなります。

沸き上がる感情を、
感情としてありのままに見て、

その感情に執着するのではなく、
また二次的な感情を挟むのではなく、

その感情をそのまましっかりと認めることで、
囚われのないニュートラルな状態に戻る訓練です。

私たちは、子どもの時に、
周りの大人の感情の扱い方を見て影響を受けたり、

あるいは「こうしなさい」と言われ
教え込まれた経験が足かせとなり、
さまざまな情緒を最適に表現できなくなっています。

そういう偏りを、
本来の姿に戻していく訓練にもなるのが感情マスタープログラムです。

人類は長い歴史の中で、
苦難は避けて「良いとこだけ取りたい」といった方向に偏ってしまっています。

こういった深い部分の意識に根付いてしまった
「二項対立の概念」を、感情の最適化を通して解放していくことができるのです。

 

いかがでしたでしょうか?

感情マスタープログラムをしっかり行うことは、
感情の階層だけでなく、

その上の魂や霊、あるいは神の階層に登っていく上での
大きな力になっていきます。

ぜひ、鎮魂、お祓いと合わせて、
感情マスタープログラムに取り組んでみてください。

思い込みや固定観念から解放される意味でも、
今回のワークは非常に役に立ちます。

今回のポジティブな感情をテーマにした
感情の最適化にチャレンジしてみてくださいね。

また、EasyLOGOSでの発信も効果的です。

「感情のうっ滞を解消する構文」を用意しましたので、
ぜひご自身のスマホやPCから発信しながら、
感情マスタープログラムのワークに取り組んでみてください。