「感情的なやつは嫌だ」
そう思ったことはないでしょうか?
けれども、いざ自分のことを振り返ったとき、
「自分は絶対に感情に飲み込まれたりしない」
と言えるでしょうか?
実は多くの方が、
感情の「扱い方」がうまくできていません。
いえ、感情の「扱い方」以前に
「感情と共に過ごすこと」ができてる人があまりいないのです。
しかし、それはあなたが悪いのではありません。
日本の教育の中に問題があったのです。
といった道徳観が、
自分の感情を押し込んでしまう原因になっている場合があります。
また、感情を押し込めてしまう原因は、
教育だけでなく、宗教やスピリチュアル系の教えにもあります。
といった具合で例えば、
会社で先輩や上司に無茶苦茶怒られても、
「それは愛なんだ。愛をもって育ててくれるから受け取りなさい」
といったような考え方です。
こういった「常識」の教育が障害となり
という癖がついてしまい、
ただ感情と共に過ごすということができていません。
そのため、感情マスタープログラムに取り組んでも、
「感情自体が上がってこない」と悩む人がけっこういるのです。
ということで、
今回の「感情と共に過ごす」ということが、
感情の階層をクリアにする最初のステップになります。
その方法とは、
「その感情に干渉しない」こと。
自分の中から湧き出る感情を封じ込めたり、
感情に意味を付けてコントロールするなど
感情に働きかけることを一切しないで、
沸いてきた感情を、そのままにしておいてあげる。
ありのまま受け入れる前に、
ありのままにしておく。
「一切手を触れない」という練習をやっていくと、
自分の感情が見えてくるようになってきます。
せひ、
「湧いてきた感情をそのまま置いておく」
これを試してみてください。
「湧いてきた感情をそのまま置いておく」
これができるようになると
怒りの感情が爆発して、周囲を困らせることがなくなります。
なぜなら、怒りのエネルギーを溜め込まなくなるからです。
実は、怒りが爆発するまでには、
エネルギーを溜める過程があります。
例えば、上司に対して怒りが爆発する場合。
ミスを指摘されるたびに湧いてくる怒りを押し込めたり、
上司の愛だからと意味づけしてコントロールしたり。
こういう積み重ねにより、怒りのエネルギーが溜まり、
どうしようもなくなった時に、爆発します。
けれども、出てきた怒りを一回一回、
そのままにしておいてあげることができれば、
ドカンと爆発することはなくなります。
「抑えなければならない」
「コントロールしなければならない」
と考える必要はありません。
感情が湧いてきた時に、
その感情をそのままにしておいてあげるだけなのです。
ただ、怒りが出てると感じる。
これが、怒りという感情を客観視した状態です。
この客観視ができると、
感情のかなりの部分が解消されます。
なぜなら感情は、
自分の中で認識した時点で消えるからです。
しかし、普段は意識をしていても、
あるきっかけでバーンと怒りが爆発することがあります。
これは、怒りという感情を掴んで、
怒りと同一化して暴走している状態です。
これを防ぐには、
どうしたらいいのでしょうか?
その方法とは、
感情に対応する「癖」に気づくことです。
普通は、感情を反射的に押し込んだり
コントロールしようとする癖を持っているものです。
このような感情に対する
反射的な自分の癖を見つけたら、
それをまた客観視する。
そのような自分の癖に対して
「とほかみえみため」と言ってあげてもいいです。
このプロセスをまずは練習してみましょう。
感情に気づき、
そのままにしておくことができれば
以前とは比較にならないぐらい、
感情の最適化ができるようになりますよ。
今回の感情マスタープログラム Step1
「感情とともに過ごす」を実践するためのサポート構文を用意しました。
ぜひ、EasyLOGOSで発信しながら、
今回お伝えした方法を実践してみてくださいね。
【Step1のサポート構文】
私は感情を掴んだり、コントロールしようとしたり、制御して押し込めようとすること無く、ありのままにそのままに感情と共にいることを自分自身に許した。
自分自身に許すことは、
感情といい距離感を保つ秘訣です。
格闘技では相手との間合いが一番大事です。
感情と闘うわけではありませんが、
感情と最適な間合いを取ることが、
感情をマスターしていく上で大切なポイントになります。
ぜひ、今回のサポート構文を
自分の意志として発信してみましょう!
(EasyLOGOSはこちらから)
今回のStep1では、
生まれてしまった感情を
そのまま認める方法をお伝えしました。
次回のStep2では、
その感情が「生まれる元」を
しっかり押さえる方法をお伝えします!
感情の元からクリアにすることで、
空(くう)まで一気に近づくことができますよ。
ぜひ、次回の感情マスタープログラムStep2もお楽しみに。